静かな生活
随分と久しぶりに大好きな人に逢う。色っぽい話ではなく同性だ(笑)。
よくもまぁこんなにご無沙汰していられたものだと自分でも不思議に思う。
自分が大切だと思っている人や、大好きだと思っている人と一緒に過ごす事よりも、実際はそれ以外の人と過ごしていることが多いというのは、奇妙なことだ。
友人は多くなくて良い、とここ数年つくづく思う。
好きな人が増えれば、それだけそれぞれの人のために使える時間はどんどん減っていく。
誰とも薄い付き合いが増えるだけだ。
これは気持ちの問題じゃなくて、物理的な問題。たくさんの友人がいても、私の持ち時間はそれに応じて比例するわけではない。だから、どうしても一人にかける時間が減っていく。付き合いが希薄になっていく。
それと同時に私は時間の共有というのは、すごく大事だと思っている。気持ちがつながっているから、お互いを思っているから・・・、だから共有する時間が少なくても良いというのは、どうなのだろう?
一番に思っているけれど、一緒に過ごす時間を取れないというのはやっぱり矛盾があるように感じる。仕事が忙しいからというのであれば、少なくともその時点は相手と過ごすよりも仕事を選んでいるということになる。
そういう意味でのシンプルな生活に憧れる。
モノが多いとか少ないとか、インテリアがすっきりしているかどうかとか、そういう表面的なことではなくて、やることが少ない、好きな人が好きなことが少ない・・・・そういうシンプルさ。
きちんとした美味しい御飯を自分の好きな人と食べて、一生懸命仕事をして、自分の好きな人と温かい家で眠る。時には大事な友人と美味しい御飯とお酒をゆっくり楽しむ。
刺激の多い毎日、変化に富んだ毎日に心惹かれなくなり、静かで変わり映えのしない毎日に心惹かれる。
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