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花水木

犬の49日が終わった。

 どこかで読んだが、死ぬと同時に、何かの生き物に転生するというのが本来の仏教だそうだ。(悟りを開けば確か、生まれ変わらずに済むんだったような…)
 49日というのは、あくまで葬式仏教で、坊主が儲かるための仕組みだという話だった気がする。

 とはいえ、なるほど49日という期間は、気持ちが一段落するという意味では、ちょうどいい長さのような期間だなと実感した。
少しずつではあるが、犬と通った公園も通ることができるようになり、よその犬が嬉しそうに散歩するのを穏やかに眺めることができるようになった。
 娘が整えた祭壇?(26年前から我が家に残る唯一の家具、今は住宅展示場となってしまった亀戸の天神家具で買った卵型の小さなちゃぶ台に、犬の写真やらリードやら、お散歩のときにきていた服などがのせられたもの)も片付けられ、遺品は木の箱に全て収められた。

 昨年からお引き受けしていたセミナー登壇の仕事も本日の登壇で終了。
この一連のセミナーは自分が普段顧問先でしているアドバイザリー業務が言語化できる機会となり、自分自身の仕事の見え方が変わってきた。
いい経験だった。

 一番時間を割いていた顧問先の仕事内容も変わり、来月からは、拘束時間としては半分にしてもらうことにした。
それと入れ替わるように大学の通信教育がスタートする。

  しばらく文章を書く気になれず、すっかりこの「ささやかなこと」もお休みしてしまった。
ネット上で植草一子さんのインタビューを読み、その中にECDさん(植草一子さんの旦那さん、癌で昨年お亡くなりになった)が家族との日々を日記に書くのは、忘れたくないからだというような内容があり、私が日記を記すのも同じだな…と感じて、また書いてみようかと思うようになった。

    犬が亡くなってからの変わったことの一つに人付き合いが極端に減ったというのがある。
交際費が元々使っていた金額の3分の1以下になっている。
社交活動は元来苦手だと思っているので、人数が4名以上となるような飲み会はもともと義理がない限り参加しないのだが、個別に友人や仕事の関係者と食事に行くのはそれなりに多かったということだろう。

 これだけ社交が減った理由は、静かに暮らしたいと言いつつ、自分からお誘いすることが多かったということがわかった。
世の中には魅力的な人が老若男女問わず、たくさんいらんして、ついついもっとその人の話を聞きたくなる→お誘いとなっていたのだ。
自分から誘わなければ、これだけ減るんだな…というのは、全く気づいていなかった。
Facebookにあまり顔を出さなくなったのも、誘うきっかけが双方で減った理由の1つのような気がする。

 犬の死とともに、自分にとって本当に大事なものはとっても少ないんだなぁということを改めて実感した。

 桜の季節が終わって、気がついたら花水木が色づいていた。
今年は本当にひどかった花粉も少しラクになってきた気がする。
ぼちぼちわたしも動き出そう。


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