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朝ごはん

知らない間に、ココログの投稿画面が変わっていた。

東京は今日も20℃を越える最高気温になるらしい。
そして明日の最高気温は12℃なのだとか。

昨晩のホワイトアスパラガスをバターと煮た汁の残りを使って、コンソメを足し、チーズを入れて雑炊を作る。
ハーブミックスをふりかけるとその香りでなんでも美味しく感じるというのが最近の発見。
ついでに残っていたソーセージも茹でて。
今朝の朝ごはん。

朝ごはんには、必ず温かいものが1つは欲しい。

昨日は、同居人がコンビニにでもありそうな、だいぶ前に作られて冷蔵庫で冷やされていた冷たいサンドイッチと、これまたさっぱり美味しくない安い牛乳をスーパーで買ってきて、冷たいまま出してきた。

内心は「はぁ?」という感じだったのだが、まぁ買ってきてしまったものに文句を言うのも‥と思い、口数少なくいただいた。

私は朝ごはんがものすごく好きだ。

平日の朝ごはんは、基本的に土鍋でお米を炊いて、鰹節を削って味噌汁を作り、干物を焼いて、ぬか漬けを切って出すというのが基本。
好きだから全然面倒に感じない。実際30分ぐらいしかかからないし、たいした面倒もない。
(玄米だともうちょっとかかるけれど)
その間に、同居人は犬と散歩に行く。
朝ごはん作りのスキマ時間に、犬がじゃれつくのでいつもはできないコロコロをカーペットの部分にかける。

週末やお休みは、同居人が作る。
大体はパスタが多いのだが、この日は美容院に行くのに大蒜の入ったパスタを食べて行くのは‥と、ゴニョゴニョ言い出し、朝食のための買い物に行って帰ってきたら、冷たいサンドイッチだった‥という顛末だ。

私はそもそもパンがあまり好きではないので、コンビニやスーパーでパンを買って食べるというのはほとんどない。
基本的にはきちんとしたパン屋さんでのみパンを買って食べる。
お米は大好きなので、コンビニのおにぎりも買うし、冷凍のチャーハンも好きだ。

好きなものとあまり好きでないものというのは、美味しいものしか食べられないか、対して美味しくなくても食べたいと思うかの差かもしれない。

そもそもの手抜きも腹立つ上にさらに私の嫌いな美味しくないパン‥。

若い頃なら、そのままブチッと切れて、いかに私にとって朝ごはんが重要かを厳しく言い聞かせたと思うが、もうそれなりに年齢も重ねたので、そんなことをすれば双方の間に終日嫌な空気が流れるので、タイミングを見計らって言うこともできるようになった。

とは言え、タイミングを見計らって、優しく話すとこの同居人、さっぱり覚えないんだよな‥、というのがある…。
犬のしつけも難しいが、パートナーも似たよようなものかも…。

錦糸町にPARCOがオープンした。
中におしゃれな酒屋さんがあるらしく、そちらで同居人が竹鶴を手に入れてきたので、夜はコタツで熱燗をいただきながら、「舟を編む」を観る。
娘も母もすごくいい映画だと言っていたので、気になっていた。

原作は読んでいたので、あらすじは知っていた。
わたしがとても印象深かったのが、主人公の二人の暮らすアパート早雲荘。
きっとセットなんだろうと思うけれど、あちこちの磨りガラスが無機質な今のガラスと違っていて、すごく温かみがあって惹かれた。
古い住居の磨りガラスや飾りガラスが自分は好きなんだ‥と気がついたのは、ここ2年ぐらいだと思う。

それから主人公(松田龍平)の本に囲まれた部屋。
褪せた畳の色、古い紙の匂い、埃っぽさがそのままリアルに想像できる。
祖父の部屋にも同じ空気がただよっていた。

お酒で言うなら、熱燗というより「ぬる燗」という印象。
無理なく引っかかりなくすーっと身体に入ってくるけれど、ほんのり温かい。 そんな映画だった。

11.6インチの小さな画面のMacBookAirで観るAmazon Prime Video、自宅のコタツで熱燗、横では犬がスヤスヤと眠る。
大きくて立派な(?)幸せより、小さい幸せがこちょこちょある方が好きなんだろうな。






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