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喪服のはなし

 

生まれて初めて喪服を買った。

その昔読んだ、向田邦子さんのエッセイに、初めて喪服を買ったら嬉しくなってしまい、着る機会が欲しいという厄介な気持ちが湧き上がる中で、大切な知人の方の訃報がやってきて‥というのを読んだ。うろ覚えだから、間違っているかもしれないけれど、私が受けたのはそういう印象だった。

ここで書かれている気持ちはすごくよくわかる。そういうことをきちんと感じたり、書いたりするって正直な人だな‥と思った。

なんとなくこの話が引っかかり、ずっと喪服を買わずに誤魔化し誤魔化しやってきた。葬儀は突発なものが多かったし、お通夜は大半は仕事帰りで、身内が少ないせいか告別式まで出たものというのはそう多くなかったというのもある。
私の側の身内が葬儀そのものもちゃんとしていなかったぐらいアバウトなので、黒い服だけ着ていればOKみたいな感じなのだ。

今回喪服を買ったのは、ポチ(夫)の妹さんの旦那さんのお父さんが亡くなりお通夜に出ることになったからだ。
私はまだポチのご両親にしか会っておらず、お姉さんにも妹さんにもお会いしていない。
おそらくこのお通夜が最初にお会いする機会だ。
あらかじめ、義母からそろそろ危ないかも‥という話を聞いていたのに、葬儀の準備を全くしてませんでした‥というわけにもいかない。

数日前に亡くなったという連絡がきて、葬儀場の都合なのか一週間以上、先に葬儀が決まった。
当初聞いていたときには、Amazonで遅くとも翌日には届くというセットが1万円代ぐらいであったので、それでいいだろう‥と思っていたのだが、一週間以上も先ということであれば、ちゃんと見に行って、試着もできそうだ。

‥ということで、仕事帰りに八重洲の大丸に行ってきた。
デパートのフォーマルコーナーなので、夏用の喪服もあれば、オールシーズンみたいなものもあって、あれこれ試着してオールシーズンのものを購入した。
と言っても、冬場は寒がりの私にはこれでは絶対ムリだと思うけれど。

結局、8万ぐらいものを購入。
当初の予算から随分と離れた。
一生使うから、良いものを‥というよりも、ポチの親族というのも、かなり私に対して警戒心があるだろうな‥と思ったからだ。

兄弟が再婚しました。
相手の方は兄(もしくは弟)と同じ年齢ですが、バツ2で20歳のときに産んだお子さんが一人います…と聞いたら、もっとちゃんとした女性選んでよ!大丈夫なの?そんな人と再婚して!と思うだろう。普通は。

私の側に立つ人間は、そんな借金のある人と結婚するなんて!というが、私だって世間的にはかなりトンデモナイ人なのである。

というところに、テキトーに見繕った喪服風な服などで、初対面の私が表れたら火に油を注ぐだろうと考え、それなりのものを購入することにした。
妹さんも旦那さんのご家族の手前、どんな人がくるのかヒヤヒヤしているだろうなぁ‥と思う。

帰宅してその話をポチにしたら、「えー、そんなの気にしないでしょう、普通」と言われて、やっぱりこの人普通じゃないわ‥と思った次第。
この人の問題点は、普通じゃないという自覚がゼロなことだ…。

 

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追伸:写真は先日、義理息子(一人娘の旦那様)が作ってくれた
りんごのタルトとフルーツのたくさん入ったパウンドケーキのようなパン。
とっても美味しく朝ごはんにいただきました。
太りそうで恐いけれど、料理人の旦那様いいかも〜(*˘︶˘*).。.:*♡


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