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モノの整理と気持ちの整理

家族環境があれこれ変わったので、10年以上暮らしたマンションを売却することに決めたのは、確か今年の4月の後半だったと思う。
まず娘の友人が引っ越し、娘が引っ越し、そして母が6月末に引っ越していき、ひたすらマンションの中を片付けた。

ようやく先週末に片付けを完了した。

物を持っていないほうだと自他ともに認める私だが、こういう大きなきっかけがないと手放せなかったものは結構ある。

本はダンボールで14箱ほど、買取業者に引き取ってもらった。
引取金額は4万円ほどで、そのままボランティア団体に寄付して貰える仕組みになっている。
良い仕組みだ。
それでもまだ本は、今の自宅にあるものと合わせると7箱分ぐらいはあるだろう。
それらもまた、ある程度の時点で寄付に回せると思うと、心置きなく買うことができる。(←駄目な人の発想)

モノを手放そうと思った時に、もっとも困るのは、思い出の品だ。
ノンノン(一人娘・27歳)の保育園の連絡帳とか、どう考えても使いみちという意味ではないのだが、毎日のお散歩に行った様子や保育園の様子などが保母さんたちから書かれていると、母の日や運動会などのイベントに描いた絵などよりも、手放しにくい。

アルバムは、ノンノン自身は新居に置く場所がないからと持っていかないのだが、さりとて捨てるというのもできず、結局はトランクルームに持っていくことにした。
当時はもちろんフィルム写真だから、現像してあるものがほとんどで、現像したときもらったポケットアルバムにとりあえず突っ込んであるものとか、そのまま封筒に入っているものを、選別して残しておきたいものは、きちんとしたアルバムに貼ったりという作業は思いの外時間が取られた。

子育ては、パパ(2番目の夫)とずっとしていたので、当然写真はどれもパパも一緒で、整理しているとパパだけの若い頃の写真なども出てきたので、一緒に写っている写真を簡単なアルバムにファイリングして送ることにした。
別れた時に持っていかなかったので、この手の現像した写真はまったく持っていないはずだ。

写真を整理していたら、なんだか2度目の離婚についての気持ちが整理されてきた。
整理がついていない状態で、別れたつもりもなく、もちろんその後にそんなのを抱えたまま再婚したつもりもまったくなかった。

しかし、考えてみれば、ろくすぽ話さず別れてしまった。
一緒に住んでいるときは、アルコール依存がひどくなり、話し合いにならず、話し合うと余計アルコールが増えるという悪循環で、これは 妥協点を見つけるのは難しいなと思い、別居した。
別居したらさすがに向こうも何か言ってくるだろう、話し合おうと言うだろう‥と私は思っていたが、特にそういうこともなくて、向こうもこちらもお互いのいない生活に落ち着いてしまい、じゃぁまぁと籍を抜いた。

籍を抜いた後も、たまには二人で呑んだりすることもあるし、ノンノンの結婚の話などが出れば相談する相手でもある。

古い写真を見ていて、なるほどこういうことがあって、こういう風に転居をしたりして、その頃はこんな仕事をしていして、という家族の流れがなんという年表のように見えてきた。
歴史の年表と同じように周辺登場人物の出入りもあって、私達も年齢を重ねて変化していったが、他の登場人物たちも変化していったのが俯瞰できる。
そうしているうちに、なんだか前の結婚生活が終わったことと、このマンションで最後の子育て期間が終わったことが、自分の中の本棚のような場所にきちんと保管され、自分の心のスペースのようなものがスッキリしたモードになった。

自分では気がついていなかったが、散らかった引き出しのようなものだったのかもしれない。
引き出しが閉まっているから、目につかないが、本当はどこかでその引き出しをいつか片付けないとならないと薄っすら思っていたのかもしれない。

自分でもわからない。

わかっているのは、とにかく終わったということだ。

さて、後は不動産屋さんに一切おまかせ。
梅雨もさすがにそろそろあけるだろうし、しばらく行けなかったプールも再開しよう。
子供たちの夏休みで、混雑していて…心折れていかなくなりそうな気もするけれど。

 

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追伸:

ちょうど約1ヶ月後に、第2回目の読書会を開催します。
今回の開催場所は、清澄白河駅にある東京都現代美術館です。

本が読み終えられなくても、楽しめるように当日の工夫もあり、今回初参加という方も多いので、ご興味のある方はぜひ下記ページをご一読ください。

仕事、プライベート、といういつもの場所とははまた違った場で、見知らぬ人と話すというのは、結構楽しいですよ。

サードプレイス  ~一緒に本を読む会~ 第2回 申込受付開始

 


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