« 2008年に読んだ本 | トップページ | 脳が教える! 1つの習慣 »

古道具中野商店

お休みに入ると、がくんと生活のペースが落ちるのせいか、読むものも、何となくゆっくりしたものが欲しくなる。
川上弘美の小説を読むというのは、そんなときにかなりぴったりくる選択だと思う。

「古道具中野商店」は、舞台になる中野商店というお店の居心地の良さに、まずは緩められてしまう。骨董屋ではなくて、あくまで「古道具」。
扱うものは、ライター、手塩皿、メンコ、ワンピース、丼など様々の小さなものたち。
この小物達の描写にぐぅっとはまる。

出てくる人たちは、ごく普通と言えば、普通。ちょっと変わっていると言えば、変わっている。こんな奴(現実には)いないだろう・・・という人は出てこなくて、どこかの商店街を覗いたら、現実のどこかを切り取ったら、こういう人達がいる場所があるような気がしてくる。

この人の本は、登場人物の喋る台詞がどれも短い。
人ってそういうものだと思う。頭の中で百のことを思っても、言葉にできるのは二言三言。

時間の流れがゆっくりしていて、でもそれが妙にリアル。
ああ、そう、人って、暮らしの中では本当は案外ゆっくりしているんだよね、と思い出す。
きっと何度かちょくちょく読む本になると思う。

娘にも読ませてあげようと思う。きっと気に入る。

« 2008年に読んだ本 | トップページ | 脳が教える! 1つの習慣 »

学問・資格」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/6876/43576905

この記事へのトラックバック一覧です: 古道具中野商店:

« 2008年に読んだ本 | トップページ | 脳が教える! 1つの習慣 »