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2004年8月

2004年8月26日 (木)

寝ながら学べる構造主義

先日の夏季スクーリングで畑尻教授が推薦されていた本、寝ながら学べる構造主義」を早速読んでみました。

私は「構造主義」という言葉は聞いたことはあっても、具体的にそれって何?一体どこから始まったの?誰かが言ってるの?という程度の知識で読み始めましたが、充分楽しめました。

とはいえ、私のレベルでは寝ながらは無理でした(笑)通勤電車で結構真剣に楽しみながら読みました。おかげで乗り過ごしを2回やってしまいました。

私たちは自分ではあらゆることの判断や行動を、自由に主体的に選択して行っているのではなく、ほとんどの場合自分の属する社会集団が受け容れたものだけを見ているため、そもそもの視界が遮られているため、実際は自由や自主性はかなり限定的だという事実を徹底的に掘り下げたのが構造主義ということのようだ。

マルクス、フロイト、ソシュール、フーコー、レヴイ・ストロース他、著名な思想家たちがこれについてどういう視点から、どのように考えたか?というのを身近な例を引き出して説明してくれているので、非常にわかりやすく楽しく学べる本でだった。

何というかちょっと頭を使う知的なパズルを楽しむ感じかな。

読みながら一緒に思想するのが楽しい。

読み終わった後に、ラカンはこう考えたのよ何ていう人様に説明ができるかというと私の場合はそんなことありませんでした。

汽車に乗って、わかりやすくて楽しい説明をしてくれるガイドさんと一緒に素敵な景色を見た感じかしら?汽車から降りても素敵な景色の印象は心に残っているんだけれど、いざ言葉で説明するとなるとやっぱり難しいよね。

2004年8月25日 (水)

三色ボールペン情報活用術

「三色ボールペン情報活用術」という本を読んでから、読んだ箇所の色分けというのを意識している。

この本を読んだことの無い方に簡単に説明すると、自分の読んでいる文章を、自分の印象に応じて以下のように色分けし、この色分けによって読んだ情報を立体化するという情報活用術である。

・赤色・・・・すごく大事

・青色・・・・一応大事

・緑色・・・・大事というよりも自分の中で何か響くものがある

このやり方仕事の資料を読む分にはかなり使えているのですが、読書に使うのに結構無理があるなと個人的には感じている。

まず第一に図書館で借りている本が多いので、線が引けない。第二に、毎日通勤時に本を読むことが多いのだけれど、大体の場合荷物が多いので本を読むことはできても、ボールペンを出して線を引くのはかなり困難。

第三にこの色分け自体が後で結構邪魔になる。書籍というのは大事なことは結構繰り返し出てくるので、何度も赤や青が出てくると一体どこが本当に大事なのかが二度目に読むとよくわからないのだ。修正しようにもボールペンで引いていればもはや無理。

特に法律関係の基本書とか判例集とか、皆真っ赤になってしまったり、いくつかの学説があるものだとどれを自分の説とするかが決まる前に赤を引いてしまうと、これまた後々面倒だったりする。

ということで、これらの弱点を補うものとして今は小さい付箋紙を使っている。前述した3つの問題点のうちこれだと第二の問題意外は概ねクリアーできる。

一冊の本を読むのにかなりたくさんベタベタと付箋紙を色分けして貼っているが、後で読み返すと「あ、こりゃいらないや・・・」と思い捨てる付箋紙は実際かなり多い。同じ内容が後ろにもっとわかりやすくまとまっているので、こっちだけ付箋紙を残そうとかできて、結構便利である。

何度も読む本なら、何度目かの時にようやくボールペンで線を引く。そんな感じ。

問題は結構ゴミが増えることと、電車でこれをやっていると覗き込まれたり、怪訝な顔をされたりすることが多い事かな。

2004年8月24日 (火)

木を見る西洋人 森を見る東洋人

自分の教養の無さについての再認識させられる一番の場所は大学だ。

日常の生活でも痛感させられる場面というのはたくさんあるけれど、私の場合は、大学ほどそれを真摯に受け止めさせられる場所はない。

今回も本校舎でのスクーリングでそのことばかり考えていたような気がする。

そもそも「教養」とは何か?という定義を考えるのは、そのうち改めて書くとして、じゃぁ教養をつけるにはどうすれば良いのか?と考えた。

とりあえず、本を読みなさいとどこにでも書いてあるので、定期的に意識して自分なりの「教養」に結びつきそうな本を読むようにすることにした。

この日記ではとりあえず「教養の読書」というものを備忘録につけておこうかと思います。(本当はyoshikoo.comを全面リニューアルして本は全部一箇所にまとめたいのだけれど、中々時間が取れず、遅遅として進まず)

ということで、一冊目は

「木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか」

この本では東洋人のものの見方や考え方は「全体的・包括的」であるのに大して、西洋人のそれは「局地的・分析的」であるというのを様様な調査と実験を通じて明らかにしている。

(その調査と実験の話がうんと続くので、途中でだるくなる部分もあることはあるが)私にとっては、頷く事の多い全体に非常に興味深い本だった。

 今の社会は西洋化に流れているように見えるし、特にビジネスの世界にいるとあまりに西洋(特にアメリカ)重視だよなということに気づかされる(自分が単にアメリカの外資系企業に勤めているせいだけでも無いと思う)。

この本を読むと西洋と東洋のどっちが優れているわけじゃないんだよな・・・と感じるし、逆に個人的には東洋の物の見方のほうがずっと成熟しているようにも思える。

特に第一章の「古代ギリシア人と中国人は世界をどう捉えたか」を読むと、やっぱり中国ってすごいなー、深いよなーと改めて感じる。・・・・が、それと同時にアメリカに目を向けた本はたくさん読んでも中国関連って全然知らないや・・・と、で、しばらく中国を中心にしたアジアの本を読んでみようかと思っている。

その前にまずこの本で取り上げられていた以下の2冊を読むつもり。

歴史の終わり

文明の衝突

いつも思うけれど、良い本は必ず次に読むべき本を示唆してくれる。有難いことだ。

2004年8月18日 (水)

メディア授業

本年度から始まったメディア授業のコンテンツに、初めてアクセスしてみた。

現在は、法学と民法総論が配信されている。

 スクーリングの講義内容を収録したものをWeb上で配信しているものである。

(私は職場でE-Learningに携わる仕事もしているので、最新のE−Leanringの比較して、欲を言えばもっとこうして欲しいあーして欲しいという言いたい事、リクエストは山ほどあるけれども・・・・)単純な配信だけでも一中大生としては本当に有りがたい。

 既に単位を取得し終えた講義であっても、先生の講義を聞くというのはかなりのモチベーションになると思う。

先生というのは、講義で教えている内容の何倍も何十倍も知識と教養を持っているのでその一端に触れるというのはすごく大きな刺激になる。

(余談になるが私がIT関係のトレーナーを辞めた理由もまさにここにある。大して好きでもないものを講義で教える内容の10倍以上知っていなきゃいけない、しかもその内容はものすごいスピードで進化し続けるというのに、疲れてしまったのである。教えるのは結構好きだけど、少なくとも私はITは好きじゃない・・・・)

講義を聞けば聞くほど、あー何も分かっていないもっと勉強しなきゃ・・・という気になる。

 もう一つの利点はイマイチ勉強するモードに入れない時に、この講義を聞いているとそれだけで一応勉強にはなる。

テキストを開く気にはならなくても講義を聞くことで勉強し、そうなると徐々に勉強モードに入ってきてテキストが開けるようになる。

願わくば早く他の講義もどんどんアップデートして欲しい。個人的にはフランス語をぜひやって欲しいと思っている。(このままだとフランス語が卒業の一番の問題なりそうな気がする・・・・)

とはいえ、スクリーングの内容を見る限り当分は法律系科目のみのようだ。

2004年8月15日 (日)

畑尻先生推薦図書・サイト

講義の最中に先生から紹介された本というのは、なるべく読んでみるようにしている。

以下は、今年の夏のスクーリングで憲法の畑尻 剛先生より紹介のあった本とサイト。

自分のためのメモとして残しておく。

推薦サイト

平和憲法のメッセージ

水島朝穂教授のホームページ。

毎週更新される「直言」のチェックは欠かせない。リンク集も要チェック!。

かなり内容が盛り沢山でまだまだとても全部は読めていないけれど、時間をかけて読んでいきたいと思っている。

最高裁判所ホームページ

今更説明の必要もないですが、勉強には欠かせない最高裁判所判例もここでチェック可能。

推薦図書

いのちの法律学—脳死・臓器移植・体外受精

現在、残念ながらAmazonでは在庫切れ。まずは図書館かな。

安楽死のできる国

安楽死のできる国・オランダの状況をまとめた本らしい。新書で手軽に読めそうなので近いうちに読んでみたい。

裁判員制度

これまた新書で読めるようだ。国民参加の「裁判員制度」についての本。

日本型ポピュリズム—政治への期待と幻滅

憲法を勉強すると当然に政治へも無関心ではいられなくなってくる。最近は新聞でも政治に関する記事をよく読むようになったが、断片的な知識ばかりで流れがつかみ難い。少し政治の本も読んでみようかと思っている。

論文のレトリック—わかりやすいまとめ方

この本は既に購入。早く読まなきゃ。

寝ながら学べる構造主義

この本は、図書館で早速借りてきた。出張中に読もうかと思っている。

2004年8月10日 (火)

ネット活動休止宣言

本日BBSにてネット活動休止を宣言する。

憲法と法学のレポート計4通を、8月25日までに書き上げなくてはならないから。憲法は1通できている。今回、不合格になって返ってくると、その間アメリカ出張でいないため、再提出が提出期限内にできない。ぎりぎりまで、時間の許す限り推敲したい。

本日も朝4時から6時からひたすら憲法のレポートに取り組んでいた。それでもやっぱり時間が足りない。ということで、ネット活動を一時休止宣言したのだ。

とはいえ、ずーっと自分の中のものを吐き出さないでいるのも難しい。

一日一つだけ、何か書く事にしたため、ここでこの通信教育日記を書いている次第。

英語の勉強はすっかりお休み。まぁ、こちらは嫌でも仕事の中でやりますから、今の優先順位としては大学より後ろになってもしょうがない。

本当はスクーリングの話ももっと書きたかったんだけどなぁ。

2004年8月 4日 (水)

司法試験

以前どこかにも書いたけれど、私は約10年前にも中央大学の通信教育課程に在籍していたことがある。

その当時のスクーリングに比較して、大きく変わった点として一番大きいのは、通信教育学生の中に、司法試験の受験生が減ったことではないかと思う。

実際に増えているか減っているかはわからない。これはあくまで推論だ。

というのも10年前のスクーリングの際は、若い人はほとんど司法試験用の参考書、よく推奨されている基本書を講義に持ち込む人が非常に多かった。

受験予備校から出されている司法試験専用の参考書は、先生方からはやはり「邪道」なのか、それを持つこと自体にかなり批判的な先生というのも結構いらしたように記憶している。

ところが、今回はそういう学生をほとんど見ることが無い。

たまに公務員用や司法書士試験の問題集を携えている若い人は見かけるが、司法試験はなぜか非常に少なくなっている。

以前は熱い空気で人だかりのできていた生協の司法試験コーナーも、今では冷やかしのような人がちらほらという程度にしか見えない。

以前は、通信教育+受験予備校というのが多かったようだけれど、そのような人々は皆ロースクールに行ってしまったのだろうか?

2004年8月 3日 (火)

講義を録音する人々

スクーリングの際に講義を録音されているという受講生が結構多い。

録音しつつも熱心に講義を聴かれている人もいるが、録音に安心してしまっているのか、眠ってしまっている人も多い。いつも思うのだが、あの収録されたものは復習用なのだろうか?それとも誰かのために録音してあげているのだろうか?

前者であれば、彼らは本当に聞いているのだろうか?

1日3時間の講義を約6日分。あとで聞くのは結構な時間を取られるはずだ。それなら集中して講義を聞いたほうが効率的ではないだろうか?

収録したものの整理だって大変なのではないかと、整理嫌いの私は思う。

そしてもし後者(だれかのための録音)だとしたら、その著作権というのはどうなのだろう?

以前、会社の法務スタッフと話をしたときには、他人の著作物で利益をあげようとしないのであれば、著作権の問題には引っかからないという話だったが、逆に言えば収録されたテープなりを売れば、当然それは著作権に引っかかるということであろう。

長内先生 法学

長内先生の法学の講義は出席するべきだ!とあちこちで聞いたので、今回はそれに合わせてスクーリングの日程を調整した。

なるほどなるほど、熱意のほとばしる講義は確かに出る価値があると納得。

熱意のあまり話が違う方面に進み、レジュメから離れることもしばしばだが、そのあたりが自宅で勉強しているだけとは違って、またとても勉強になる。

法律のプロを育てることも大切だが、大学の法学教育は、法律(及びその立法機関と運用)を監視することができる知識を持った市民を育てることは、それ以上に大切な大学の使命であると仰る先生らしい、市民感覚に根付いた講義は、大学に入って最初に出る講義としてふさわしいと思う。

もっと早く受講すべきだったと思う事しばしばだ。

畑尻先生 憲法

畑尻先生の憲法はテンポが良くて、わかりやすくとても楽しい。

判例が古いものから新しいものまで、授業内容に沢山盛り込まれていることも嬉しい。何よりもそのさっぱりとした感じのお人柄に惹きつけられる。

前述の長内先生もそうだが、畑尻先生も板書が少なく、話があちこちに広がるのでノートを取るのは結構大変。私はマインドマップを使用しているが、大半の人はきちんと文章でノートを取ってらっしゃるようで、皆さんよくその場で文章がまとめられるなーと関心する。

2004年8月 2日 (月)

夏季スクーリング1日目

今日からスクーリング開始です。

午前中は法学、午後は憲法。3年生にもなって今更基礎科目・・・・。

どちらの講義も先生の用意したレジュメを中心に進む。うっかりして六法全書を忘れた。なんてこったい!

やり難くてしょうがない。

夏季スクーリングは、通学生の夏休みに行われるので校舎の主役は通教生。

心持ち緊張し、期待に満ちた表情の年齢も様様な同級生達。

校舎を歩く事をこんなに嬉しいと思う学生達は、少ないんじゃないかと思う。

私も数年ぶりの夏季スクーリングに本当にわくわくしている。

あー、3週間全部通ってみたいな。

生協の書籍売り場の面積が減っていて少しがっくり。

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